九九がんばりカード

2 研究のあゆみ

研究内容1 一人一人を伸ばす意図的計画的指導について

取り組み1 指導案に児童の予想される反応を記入し、一人一人のつまずきに応じた手
         だてを持った。(指導案参照)

取り組み2 ヒントコーナーを設置し、困ったとき自分の
        判断でヒントを得ることができるようにした。
        また、個に応じたプリントや教具、間接指導時
        に対応したプリントなどを作成し、無駄な時間
        がなくなるようにし、一人一人の学習の充実を
        図った。

研究内容2 自ら課題解決を進める学習のあり方について

取り組み3 ノート指導
 間接指導時の交流を充実させるためには、児童が自分の考えをわかりやすく話せるよ
 うになることが大切である。そして、 児童が自分の考えを話せるためには、ノートに
 自分の考えがしっかり書けることが大切である。そこで学年に応じてノート作りの約束
 (別紙参照)を決め、全校で徹底してノート指導をした。

取り組み4 学習リーダーの育成
  児童が間接指導時に教師の指示を待たず、自分たちの手で学習を進められるよう、リ
 ーダー学習を取り入れた。課題解決に向けて個々に取り組んだあと、教師が来るまで自
 分たちだけで交流をして学習を進める算数リーダーを作り、その指導に当たった。

リーダー育成のめやす

低学年 ・教師のまねで進行の手順を習得できる。
・学習の進行に必要な言葉を使うことができる。
・考えを発表するために指名をすることができる。
中学年 ・学習過程を理解し、調べ方などの進め方を工夫することができる。
・1人学習と仲間学習の時間設定をすることができる。
・簡単なまとめをする。
高学年 ・問い返しをしたり、意見をつないだりして整理することができる。
・本時の学習課題をまとめ、ノートに記入させることができる。
・全員がリーダーになることができる。

 各学級の様子をビデオに撮って、算数リーダーを中心に交流ができるよう話し合った。

取り組み5 学習環境作り
  課題解決の時間、児童が自分の考えを持てずに、
  つまずいた時、既習事項から考えを導き出せるよう
  に、教室の壁面や窓に前時までに学んだ大切なこと
  を掲示した。
 
取り組み6 「で・と・に学習」
  「で」・・・まずは自分で取り組み、考えを持つこと
  「と」・・・次に仲間と交流し考えを深めること
  「に」・・・最後に教師に教わり、考えをまとめること
 
  この言葉を合い言葉に、1学期は自分でしっ
  かり考えを持つこと、2学期からは仲間と交流
  する時間を持つことに重点を置いて研究を進め
  た。特に2学期後半からは学習リーダーの育成
  と関わらせ、職員全員で研究協議を進めた。