1. 研究主題・主題設定の理由・研究のあゆみ





児童が自ら学ぶ力を育てるための学習指導のあり方


 本校は全校児童15名のへき地小規模校である。そのため、完全複式の学級を編成にするようになってからの歴史は長く、保護者や地域も複式という学習形態について理解している。けれども、本校に赴任する教員のほとんどは、各学級4〜6人という少人数や複式での授業は初めてのことであり、しかも赴任期間が比較的短いため、少人数や複式の指導経験が浅い。

 そのような本校の特色から、昨年度より複式学習の指導方法について研究を進めてきた。昨年度は算数、国語の二つの教科で間接指導時の学習の進め方について研究を進めてきた。その結果、学習形態がパターン化し、学習リーダーが生まれ、児童が間接指導時自分たちの力で学習する姿が見られるようになってきた。しかし、二つの教科を同時に行ったこともあり、教科の本質に迫るような学習には至らなかった。

 そこで本年度は、教科を算数に絞って研究を進めることにした。個をつかみ個に応じた指導をすることによって、どの児童も主体的に学ぼうとする授業を作ることを目指していきたい。








各月の研究内容

校内研修

授業者

備考

4月

研究計画の作成と確認




5月

複式授業の在り方




6月

算数科の学習(低学年)

授業研

瀧下

へき複研

7月

算数科の学習(中学年)

1学期の反省と今後の研究推進について

授業研

上村

指導主事派遣

9月

道徳計画訪問に向けての取り組み




10月

道徳計画訪問



指導主事派遣

11月

算数科の学習(高学年)

授業研

山崎

指導主事派遣

12月

2学期の反省と今後の研究推進について




1月

年間指導計画の見直し




2月

本年度の研究のまとめ(研究紀要編集)




3月

次年度の研究の方向